LitheLifeStudio代表・からだ美調律講座主催

Hakoです♪

昨日は子供達の学校のイベントでした☆

そこで、ある質問をされました。

1年生の娘がバレエをやりたがっているんだけれど、遅いかな?

これ、よく聞かれる質問です☆

次に良く聞かれる質問は

「バレエをやったら姿勢が良くなりますか?

これには

「う~ん・・・」と言葉を詰まらせてしまいます。。。

何故なら、バレエや習い事だけで姿勢が良くなるわけではないからです。

「姿勢が良く見える」ように訓練をすることは出来ます。

だから、

バレエやダンスを習っている子たちは姿勢が良く見えるかもしれません。

だけれど

本当の意味で、身体が整っていて、力を入れずに良い姿勢になるためには

「訓練」ではなくて「整える」ことが大切なのです☆

これを説明して理解をしていただくには、

説明を受ける保護者の方にも、

「身体に対する知識」が必要です。

なので、

この質問への私の回答は

かなり長いものになります(笑)

日本では3歳くらいから始める子もいて、

バレエは幼稚園からスタートするイメージですよね。

でも・・・

実は、

「バレエ」としてバレエを始めるのは

私がおススメする年齢は、

7,8歳くらいからで良いと思っています。

それまでは、

「バレエ」として本格的にバレエの動きをするというよりは

「身体作り」や、音楽に慣れ親しむ、

お化粧や綺麗な衣装を着て、

舞台に立つという楽しさを知る♪

それで十分です☆

というか、

6歳くらいまでの身体の使い方が肝心で、

股関節周りが整ってスムーズに動かせること、

全身で自由に動けるよう、

身体を整えることの方が、はるかに大切です。

小学校低学年くらいでも、

すでに難しい振り付けを踊っていると

「上手」と思うかもしれません。

でも、それは本当に身体の根本から動かせているかどうかは別物です。

ダンスはある意味「真似」をして覚えるものでもあるので、

きちんとそのお子さんの可動域や身体の状態を見てあげないと

真面目なお子さんや、とくにお勉強が出来るお子さんは

無理をしてでも、

一生懸命に先生の「真似」をしようとします。

振り付けを覚えるのも早いし

先生と「似た形」を作るのも上手だと思います。

でも、

それが決して踊りが上手というわけではなく

身体が整っていない状態で

「訓練」して「見た目の上手さ」を作り上げていくと

どこかで不調が出てきます。

O脚になったり、

腰痛になったり・・・

ここまで聞くと、なるほど!

と思われるかもしれませんが、

じゃあ、バレエは7,8歳まで習わない方がいいんですか?

というと、そういうわけではありません(^^)

それまではバレエは「エッセンス」として取り入れて

「バレエの楽しさ」を知っていただけたら嬉しいです♡

バレエは音楽、踊り、そして美しい衣装など総合芸術で、

小さな頃から美しいものに触れることは大切なことだと思っています。

これは

バレエに限らず、チアダンスやヒップホップ、フラなど、

どの分野のダンスでもそれぞれの良さがあって

小さいころから親しむことで、

大好きなことが見つかることは素晴らしいと思います。

ただ・・・

「技術」「柔軟性」などに注目をする前に、

「身体を整える」「踊りやすい身体になる」ということに重点を置いていただけたらと思います。

長い目で見たら、

身体を整えて自由に動けるようになる+技術を学ぶ方が良いのです。

バレエ・ダンスの上達という意味でも、

「姿勢が良くなる」という意味でも、

しつこいようですが(本当にしつこいです。笑)

西洋から入ってきたダンスは特に、

日本人である私たちは身体を整えて、

そのダンスが踊りやすくなる方法を取り入れていただけたらと思っています。

というわけで、

姿勢が「良く見える」ようになる習い事はありますが、

根本から姿勢が良くなるためには

身体を緩めて整えてあげることが大切ですね☆

そこに、ダンスのエッセンスを加えてあげると、

整った身体で自由に楽しく身体を動かすことができますよね♡

というのが、

冒頭の質問、

「バレエをやったら姿勢が良くなりますか?」に対する私の長い回答です(笑)

だから、

私のスタジオでは「バレエワーク」という名前でバレエのレッスンを行っています。

もちろんバレエなので、バレエを踊るわけですが、

レッスンの半分くらいは身体調整を行っています。

大きくなってくると、

調整が自分で出来る子たちはレッスン前にできることは自分でしてもらい、

さらなる調整をレッスンで行いながらバーレッスンをします。

トウシューズもかなりの年齢までは履きませんし、

レッスンも必要以上に難しい振付はしません。

それよりも、身体の使い方に重点を置いています。

そして、

上記のことにご理解をいただいた方にご参加いただいています(^^)

以上、ちょっと長くなりましたが、

「姿勢が良くなる習い事」についてのお話でした☆

習い事を始めようと思っている皆さんのご参考になりましたら嬉しいです♪