俳優も身体調整が大事！アクションがしやすい身体になる！

LITHE LIFE STUDIO・からだ美調律®代表、Hakoこと溝口葉子です。

先日行ったプライベートレッスンについてご紹介。

俳優の八重樫さんがレッスンにお越しくださいました。

八重樫さんは、アクション俳優なので、

演技に加えて、武術、時代殺陣、アクション、さらにはダンスなど、

様々なことに取り組まれています。

何にでも対応できる身体であることが大切ですし、ケガをしにくい身体作りも大切！ということで、

身体を調整するためにレッスンをご受講くださいました。

 

カウンセリングから

プライベートレッスンは、まずカウンセリングからスタート。

子どもの頃から取り組んできたスポーツや習いごとなどから始まり、

ケガや不調の履歴などを伺いました。

この過去のお話を伺うことはとても重要で、

今、ケガや痛みなどの不調となって表に現れていることや、

身体の使い方のクセになっていることの、原因となることが多いからです。

 

また、今回のレッスンを受けてみたいと思っていただいた理由についても伺わせていただきました。

・慢性的な腰の痛みをなくしたい
・股関節周りを柔らかくしたい

このような理由でご受講くださいました。

身体を使うお仕事の方は、身体のケアがとっても大事！

上記のお悩みの他に、

足首の固さや腫れ、股関節・腸腰筋の使い方などが気になったので、

カウンセリング後は実際に身体の動きをチェックしながら、

ご自身の身体の現状をご理解いただきました。

 

自分の身体について理解する

まず股関節の状態から確認していくのですが、

ダンス、スポーツなど身体を使う動きを長年されている方は、

実は「身体の動きは大きいけれど、股関節から動けていない」状態で、

太腿の筋肉や、おしりの筋肉、腰、背中などを代用して動くクセがついていて、

その結果、身体に負荷をかけることになり、腰痛や膝痛にお悩みの方がいらっしゃいます。

 

これは、なかなかご自身では見極めが難しく（私自身が以前はそれが原因で不調になっています）、

力を抜いた状態で身体の各部位の動きを確認していく必要がありますので、

私もサポートしながら丁寧に身体の本来の動きを確認していきます。

すると、ご自身では気が付いていなかった身体のクセに向き合っていただくことになるのですが、

その過程がとっても重要ですね！

 

理由を知る

自分の身体の状態、身体の使い方のクセに気が付くと、

「どうして」不調に悩んでいたり、パフォーマンスが向上しなかったのかの根本的な原因に気が付くことができます。

 

・股関節まわりの筋肉が固まっていて動きがスムーズでなかった

・お尻の筋肉を固めすぎて、自ら身体の動きを制限し、太腿の力に頼っていた

・股関節から動けていないことで、歩くとき（ということは動く時全て）に足首に負荷をかけていた

・膝下をねじって使うクセがある（股関節だけの問題ではなく、上半身の固さ、上半身と下半身が連動して動いていない）

・ジャンプや動きの着地で足をひねりやすい→足首が弱いということではなく、股関節の上に重心がのれず、身体の外側を使うクセがあったり、足首のズレ（距骨のずれ）を調整することなく、力技で補おうとしている

・動きのスピードが遅い、キレがない→股関節、腸腰筋が固まっていて使えず、太腿やその他の部位で代用しているので遅い→太腿の筋肉、腰で代用すると、腰が痛くなる

などなど、まだいろいろあるのですが（笑）、様々なことに気が付くことができますね。

 

自分で調整する

自分の身体について理解できれば、次は自分の身体を自分で調整できるようにすることが大切。

原因が分かれば、自分で身体を調整することで、ケガ予防や、よりよりパフォーマンスができるようになります。

今回のレッスンでは、股関節、おしり、足首、腸腰筋、など下半身を中心に調整しました。

まずは基本となる部分のみの調整でもかなり時間がかかるため、

今回は上半身までは丁寧にできませんでしたが、

それでも、ご自身の変化に驚いていただきました。

股関節・骨盤の動きがスムーズになると、姿勢も自然と変わりますし、

股関節からスムーズに動ける＆重心の位置が変わる（軸足がしっかりする）ことで、

蹴りの動きが良くなったり、パフォーマンスも向上します。

左側が股関節を緩める前の状態で、右側は緩めた後。

左側は骨盤が後ろに倒れそうな分、上半身を前に倒してバランスをとって座っていますが、

左側は自然と骨盤が立ち、力を抜いて座れています。

左側がレッスン前、右側がレッスン後。

左側は骨盤が後傾し、お腹を前に出して、その分腰は反り、首は前に出してバランスをとっています。

脚でふんばって立っているので、太腿にも余計な力が入っています。

この状態ですと、姿勢が悪いという問題だけではなく、機敏に動くことができません。

一方、レッスン後の右側は自然と姿勢がととのうだけではなく、重心の位置にも変化が見られます。

姿勢の違いだけではなく、例えば、ジャンプをしたり激しい動きをした際に、左側の状態と右側の状態では身体にかかる負荷が違うことが想像できます。

写真には撮らなかったのですが、実はスタジオにいらした際に実は左足首が少し腫れていたのですが、それもすっきりされていました。

以上がレッスンのご紹介でした！

 

レッスンのご感想

レッスンのご感想をいただきましたので紹介させていただきますね。

・簡単な姿勢で、簡単な動作をやるだけで、どんどん姿勢がよくなっていくことに驚きました！

・一か所を緩めて調整したら、その部分だけではなく、他の部分も変化していて驚きました！

・筋肉の動きは全身に繋がっている、関わっていいるのだなと思いました。

・武術指導で身体の構造や原理を学んだ（武術）のですが、その学びが今回のレッスンと繋がりました。

・左足の腫れがひいていきました。

・自宅でできますし、今後のことを考えたらケガ防止にいいと思うので、継続してやろうと思います！

 

以上、ご感想でした。

今回はあまり上半身について緩めることができず、また、仙骨についても気になることがあり・・・

まだまだ調整できることがありますので（笑）、またのご参加をお待ちしております。

 

スポーツ、ダンス、武術など、身体を使うことをされている方は、

ぜひご自身で身体を緩めてととのえて、ケガ防止＆パフォーマンスアップしていきましょう！

 

Hako

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