LITHE LIFE STUDIOからだ美調律®代表、Hakoです♪

今日は、私の夏休み推薦図書(笑)についてのお話。

カラダについて数学的に考え、本質をとらえることの大切さについてご紹介します。

ぜひ皆さんにご納得、実践をしていただけたら嬉しいです。

 

推薦図書は、ビジネス数学教育家、深沢慎太郎先生の新刊、

「数学的に考える力をつける本」です。

「数学」という文字が題名に入っていますが、

数学=計算についての本ではありません。

「数学的考え方」=本質をとらえ考えをまとめること、について書かれていて、大変参考になりました!!

 

「カラダ」と「数学的に考える」

カラダと数学的考え方にどんな関係があるの?と思われるかもしれませんが、

実はこの考え方は「からだ美調律」にとってはとても重要で、

また、私自身「教える」ということに関してとても大切なのです。

 

からだ美調律が他のストレッチ、エクササイズのメソッドと異なるのは、

「カラダの変化を感じ取る」ということに重きをおいている点です。

 

この「感じ取る」ということは感覚的に思われがちですが、

実はこの感覚を自分の中に「落とし込む」という作業は、

とても言語的でもあります。

なぜかというと、言語化することで、自分で自分の感覚に納得し、理解するからです。

 

ぼんやりと「あ~こんな感じだった」では、自分の状態を理解できません。

カラダを緩める前と後との差を比較して変化を感じるためには、

その時その時の感覚を「言語化」して自分の中に落とし込むことで、

緩める「前」と「後」、さらに「継続した後」の、その時その時の感覚を比較する必要があります。

 

この「言語化」に、「数学的に考える」ことが役立ちます。

 

数学的にものごとを考えるとは、

・考えを整理し

・構造的に考え

・簡潔に分かりやすく人に説明できる

ということだと私は理解しました。

 

これをカラダについて置き換えると、

・自分のカラダの状態について理解し

・どうしてその状態になっているか考え

・それを言葉にして説明できる(曖昧ではなく説明できる)

ことです。

「カラダ」というと、どうしても「感覚的」なことを想像すると思いますが、

実は感覚を「本質」からとらえられる人は、

このプロセスを自然と頭の中で行っていて、

自分の感覚を他人に分かりやすく伝えることができます。

 

と言いながら・・・私も最初は言語化ができなかったので(笑)、これは訓練する必要があります。

私がカラダについて学んだスタジオピボットでは、この「言語化」を重視しているので、

「どう感じるか」の言語化を繰り返し練習しました。

今考えると、私はこの数学的に物事を考えることも学んでいたのだなと思います。

カラダの感覚を研ぎ澄ませたい方は、数学的に物事を考え、「感覚」を言語化をしてみましょう。

 

「教える」と「数学的に考える」

また、「教える」ということについても数学的考え方は必要で、

まさに今の私に必要なものだなと思います。

というのは、

今私はオンラインプログラムをいくつか作っているのですが、

「文章」や「動画」の中でいかに分かりやすく伝えるか、を工夫しているところだからです。

 

「文章化」して相手に伝える、そして「学んでもらう」ためには、

整理し、分かりやすく伝えることはもちろん、「納得」してもらう必要があります。

「自分が納得してこそ相手を納得させられる」と、この本には書かれていて、

まさに!と思いました。

オンラインプログラムを作りながら、今、自分の「納得」と向き合っている最中です(笑)

 

また、こちらの本では「数学コトバ」という文言が出てくるのですが、

これは、いかに分かりやすく読めるか、読み手の人をリードしていくことに不可欠だなと思います。

実際に、この数学コトバを使ってオンラインプログラムの文章を書いているのですが、

これを使うためには、まず自分の中で構成が整理されていないといけないので、

「コトバ」の問題だけでなく、頭の整理にも役立っています。

読んでみると、自分で書いた文章ですが(笑)読みやすい!分かりやすい!納得!となります。

 

これは、文章を書くときに限ったことではなく、

人に何かを「教える」ということにおいても重要なことですね。

自分でも内容をよく分かっていない先生に、物事を教わりたくないですよね(笑)

でも・・・実際は「やり方」は教えられるけれど、その本質をとらえていない先生は多いのかなと思います。

 

実は、からだ美調律インストラクターになるための初級講座では、「言語化」が宿題なんです。

皆さん、身体のことについて学ぶと思ったら、宿題が「自分の言葉で説明の文章を書いてくる」なので、驚きがらもがんばって課題に取り組んでいます(笑)

このことからも、からだ美調律では、数学的に考えることが役立つということが分かりますね。

 

インストラクターの皆さんにもこの本をおススメしようと思っているのですが、

カラダの感覚を本質からとらえたい皆さんにもシェアしたくて、

今日は推薦図書としてご紹介しました。

 

ぜひ参考になさってくださいね(^^)

 

Hako