LitheLifeStudio代表・からだ美調律®講座主催

美調律プロデューサーHakoです♪

昨日に続き、

20年越しに驚いたバレエ鑑賞のお話☆

今日も、あくまで「身体」から見る個人的なマニアックなバレエの感想です。

 

さて、そんなこんなで(⇒詳しくは昨日のブログをどうぞ☆)、

20年前に驚きをもって、テレビの前にかじりついて彼女の踊りに見入っていた私。

 

真似してみようと思っても出来るわけなく(笑)

力を抜いたら全体が崩れてしまうし、

どうなっているのかさっぱり分かりませんでした。

 

で・・・

「そりゃ~、外国人とは身体の造りが違うしね、仕方がない、無理無理・・・」と思って、

それなりに納得していました。(諦めていた)

 

そして、20年経った先日。

訪れた世界バレエフェスティバルで、なんと54歳になった彼女が踊っていたんです!

 

一度は現役を引退されたそうですが、昨年復帰したのだそう。

もうビックリ!

まさか、時を経て、目の前で踊っているところが見られるなんて想像していませんでした(@-@)

 

クラシックバレエではなかったので、衣装はベージュのレオタードに、脚にはタイツなし。

これがまた身体のラインがバッチリ出て、どんな身体の使い方をしているのかがよく見える!最高です(笑)

 

オペラグラスをのぞいたその先には、

やはり「風」のように踊る彼女がいました。

 

といっても、早いテンポの曲ではないのです。

早さとかジャンプの高さとか、勢いのことを言っているのではなくて、

「流れる」ように、つなぎ目なく、よどみなく、スムーズに力なく踊っていました。

パートナーシップも素晴らしくて、「持ち上げる」とか「支える」といった感じがない。

 

「コントロール」しているのではなくて、

「自由」に踊っている。

 

そして、その秘密は・・・

関節の使い方にあったのだなと、やっと分かりました。

細かいことを言ったら、筋肉名と骨と関節の話になってしまうので(笑)そこは書きませんが、

肝心なことは、「使うべき部分がナチュラルに使えている」ということ。

 

きっと、ご本人はその身体の使い方に、意識していないと思います。

 

そもそもそのように動ける関節の機能を持っていて、

そこにバレエの技術が素晴らしく、

さらに天性の表現力があるのだなと。

 

細かく見ていくと、本当に鳥肌が立つ思いでした。

私がここ数年師匠のもとで学んできた、関節の機能や身体の使い方を見事に自由に使いこなしている。

というか・・・使いこなしている意識なく、使っているのでしょうけれど・・・

そこに、気が付くようになった自分に自分で感動(笑)

 

20年前は、ただ「表面」の美しさと「踊りの技術」に目を奪われていたんですね。

甲やつま先の美しさ、

「どうして」脚があのように上がるの?

「どうして」あのように回転できるの?

「どうして」あのようにジャンプできるの?

 

だけれど、

20年経った今は、

「どのように」関節を使ってそのような動きになっているのか、

どのように身体を連動させて使っているのか、

筋肉はどのように動いていて、どこがどのように動いているから無駄な力が必要ないのか、

について観察させていただきました。

 

オペラグラス越しの感動。。。

50歳を超えた彼女。

もう本当に、身体の使い方が素晴らしかったです!

 

世界バレエフェスティバルは、そもそもスターの集まりなので、全員が素晴らしいですし、

バレエは何も身体の使い方だけが「バレエ」ではありません。

 

ただ、私がどうしても追及してしまう「身体の使い方」という面だけでみたら、

やはり年齢に関係なく、国籍にも関係なく、彼女が一番自由に身体を動かして踊っていました。

 

は~、いまだ感動が冷めない。

どころか・・・彼女のロミオとジュリエットをパートナー別に比べたり、

他の作品を踊る時の身体の使い方を研究したり、

結局寝るのを忘れるくらい、YouTubeを観てしまった(笑)

 

当時はLDを買って、テレビ画面にかじりついていたけれど、

今はYouTube(@-@)

 

20年経って、時代は変わったけれど、

私の興味があることはひたすら同じだった(笑)

 

そして、30年かけて、やっと昔からの疑問が解けて、

バレエの鑑賞の仕方が根本から変わってきた私。

 

20年越しに、私の目の前で踊っていた彼女の姿。

きっと一生忘れないと思います。

 

は~、感動の夜でした!

 

ということで、

今日の長い個人的な感想はここまで(笑)

 

そして、

自分自身の身体の探求は続くのでした(^^)