LitheLifeStudio代表・からだ美調律®講座主催
美調律プロデューサーHakoです♪
先日、ヴィオラ演奏家の方がスタジオにいらっしゃいました♪
2回目のレッスンだったので、今回はヴィオラをご持参いただき、
実際に弾く姿勢や音色に変化があるのか実験してみました(^^)
そうしたら・・・
画像にも変化が現れていましたので、
今日は「ラク」な姿勢と演奏について、
レッスンで気が付いたことをご紹介したいと思います☆
ふだんはドイツのオーケストラで演奏されているYさん。
1年に1回、夏休みに帰国されるこの時期に、
ご自分の身体をメンテナンスしたい♪と、レッスンにいらっしゃいました。
ヨーロッパで様々な先生のレッスンを受けたり、
身体の使い方の講習会にも参加されたそうですが。。。
先生方のおっしゃっていることは「頭」では理解できる。
けれど、
身体がそのように動かせないので、「身体」では体現できない(@-@)
という経験をされているYさん。
分かりますっ!
私自身が同じ思いをしているので、痛いほど分かります(><)
そして
Yさん以外にも、
ドイツからレッスンを受けに来てくださったバレエを習っている方が、同じ思いをしていました。
そう、ヨーロッパの方々と、私たち日本人は根本的に身体の使い方が違うのです。
何かが違うとは分かるけれど、
何が違うのかが分からない・・・私自身が、その疑問を抱き続けること30年(長っ)。
スタジオピボットに出会ってやっとその疑問が解けたときは本当に衝撃的でした(@-@)
私は「技術」「訓練」「練習」「方法論」に囚われていたのですが、
まずは身体の根本から整えていく大切さを身をもって体験してきました。
そして、一番大切なのは、
身体を緩めて整えて、身体本来の使い方が出来るようにしてあげること。
「ラク」に身体が動かせること、の大切さに気が付くまでは、
私も「がんばる」ことに重きを置いていました。。。
ガンバって力でコントロールして身体を固めて使う・・・
これでは、自由自在に身体を動かすことはできませんね。
そして、
無意識に「がんばる」「力でコントロールする」ことを覚えてしまっているので、
いざ、身体が「ラク」に動く体験をすると、
「え?こんなにユルユルでいいの?大丈夫?」と不安な気持ちになることも経験しています。
そこで、一瞬心にもロックがかかるんですね。。。
「私、こんなに抜けていて大丈夫か?きちんとしたポジションにいないのではないか?元に戻そう・・・」みたいな。
さて、レッスンで身体を緩めて整えたYさん。
骨盤・股関節まわりと上半身を主に緩めてみたら、
姿勢にも変化が見られ、立ったときの足の裏の感じ、歩いたときの重心移動の違いも感じてくださいました。
骨盤の傾斜に変化が見られますね。
上半身の力も、膝の力も自然と抜けたと感じてくださったYさん。
「でも・・・力がいらないので、なんだか姿勢がダラっとしているんじゃないか不安です。」
と、鏡を見ると、
「あれ?見てみると、姿勢はキレイですね。」
「だけれど、目で確かめないと、なんだかダランとした姿勢になっている気がする~」とYさん。
分かります、分かります(笑)
私も、最初のころは、「力がいらない」ことに大混乱をしていたので、その気持ちが分かります☆
そして、
実際にヴィオラを弾いてみるとこんな姿勢の違いが☆
骨盤が自然と立って、自然と上半身の力も抜けていました。
「え?ラクです!姿勢もそうだけれど、指にも無駄な力が入っていない、これで本当に大丈夫?っていう感じ。。。」
「あれ、でも音色はやっぱりのびている感じがする♪」
「でも、こんなにラクで大丈夫かなと不安な感じもする。」
分かります!
そうなんですよね。
私自身もなかなかその「ラク」な自分に慣れるまで、踊ることにも混乱していました。
たまたま、昨日、欧米人のバレエの先生とお話する機会があり、これに関係するようなことをおっしゃっていました。
「どうして皆さんラクに踊ることをしないのだろう?Ganbaruではなくて、ラクに踊れるポジションを見つけないのはなぜ?」と。
う~ん、そもそもの身体の使い方の違いと、そして日本人としての教育の生真面目さが出ているとしか答えられませんでしたが、
まさに、私もYさんも、そして他の海外に住んでいらっしゃる日本人のダンサーやアーティストが当たる「なぜ?」の壁に関係した、欧米人の方からの疑問でした。
Yさんの変化と感想、
そして欧米人の先生の疑問。。。
私自身の経験を活かしてさらに理論的に説明をしていけるよう、これからも私自身の研究に精進していこう!と思ったのでした☆