LITHE LIFE STUDIO・からだ美調律®代表、Hakoこと溝口葉子です。

今日は「鍛える」についてのお話。

いきなり結論ですが（笑）、

からだ美調律®では、筋肉を「鍛える」ことはしません。

ではどうするの？というお話をしたいと思います。

体幹は鍛えない？

よく皆さんからいただく質問に、

「体幹を鍛えるにはどうしたらよいですか？」

「体幹をつけるにはどうしたらいですか？」というものがあります。

 

皆さん、筋肉を「鍛える」ことが、

・姿勢が良くなる

・動くときの軸がぶれなくなる

と思っている方が多いのですよね。

 

でも、実は筋肉をやみくもに「鍛える」ことで、

かえって身体の動きが悪くなったり、

姿勢を維持するために腰を痛めたり、

不調を招く原因になったりすることがあります。

 

例えば、よく体育の授業でやるような一般的な、

寝転がった状態から膝を曲げて、何回も起き上がってくるような腹筋。

こちらはお腹も背中も丸まった状態で行う腹筋ですが、

これを行うとお腹の前側が収縮します。

筋肉が付くことで、ポチャッとしたお腹は引き締まるかもしれませんが、

「姿勢」という観点から見ると、

お腹の前側が収縮し、猫背になりやすくなるので・・・

今度は姿勢を良くしようと、背中側の筋トレをする。。。

こんな方も多いのではないでしょうか？

 

実は姿勢をよくするためには、

お腹の筋肉を緩めてあげると、

身体の前側が縮まなくなるので

背中がすっと伸びやすくなります。

 

このように実は、

身体の表面の筋肉を鍛えることは、

身体の表面を固めて、姿勢も縮めてしまうことにも繋がります。

 

例えば、キックボクシングや格闘技で、

外部からの攻撃を受けるような場合は、

身体の表面を鎧のように固くする必要もあるかなと思いますが、

・美しい身体になりたい

・しなやかに動ける軸のある身体になりたい

という場合は、筋肉を「鍛える」のではなく、

「使える」ようにする必要があります。

 

姿勢を美しく保ちたい場合は、

骨盤の周りの筋肉、深層にある筋肉が自然と「使える」ことが大切。

 

そして、骨盤まわりにある、深層にある筋肉を使う、ということは、

まず、筋肉を使えるようにするエクササイズをする「前」に、

股関節、骨盤がスムーズに動くこと、

各関節がスムーズに動くことが必要になります。

 

というわけで、

しなやかで軸のある、そして美しい姿勢の身体になるためには

まずは身体を緩めて調えて、

骨盤周りの筋肉、深層の筋肉、背中を支える筋肉を、

「使えるようにする」エクササイズをする必要があります。

 

鍛えるよりも、

「緩める＋身体を支える力を使えるようにする」ということを、

からだ美調律®では重視してレッスンをしています。

 

無理なく自然に美しい軸のある身体になりたい方は、

まずは、身体を緩めてととのえることからはじめましょう。

 

Hako

 

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