LitheLifeStudio代表・からだ美調律®講座主催
美調律プロデューサーHakoです♪
一昨日、世界バレエフェスティバルに行ってきました☆
そこで、
なんと20年越しの出会いと感動を得ました!
一日経っても感動が頭から離れず、
やっぱりこの感動は書き留めておこうと・・・
今日はそんなHakoの、バレエに関する個人的な感動の記録をご紹介する記事です(笑)
あくまでも、「身体の機能」や「関節」という観点から見ているので、
バレエそのものの技術や表現についての感想ではないのですが、
私にとっては、20年越しで腑に落ちた、身に落ちたことがあったのです。
かなり個人的なマニアックな感想ですが、
バレエにご興味のある方は、ご参考にどうぞ(^^)
20年以上前・・・
あるイタリア人バレリーナの踊りがあまりに素敵で、
というか衝撃的で、テレビの画面から離れられなかった私。
演目は「ロミオとジュリエット」。
当時はDVDはなかったのですが、
LD(レーザーディスク)が販売されるようになって(知ってます?)
ビデオテープよりもだいぶ画像がキレイに見えるようになったのと、
早送りや巻き戻しもしやすくなって(笑)
彼女が踊る「ロミオとジュリエット」を、
一日中画面の前で見入っていたことを思い出します。
何に一番驚いたかというと、
「踊っている」ように見えなかったこと!
なんか語弊がありますが。。。
上手く表現できない自分がもどかしい。。。
動きや表現があまりに自然すぎて、
「踊っている」のではなくて、
「話している」ような感じに見えたのです。
そして、
踊っている姿は「風」のよう。
つなぎのステップや、ジャンプの前の気合い感がゼロ。
脚を上げようとか、バランスしようとか回転しようとか、の前触れも感じられない。
振り付けを踊っている感もない。
なんと表現すれば良いのか。。。
とにかく、力が抜けていて、風のように動きが止まらずに踊るのです。
特にロミオとジュリエットという題材だからなのか、
感情表現と身体の表現が見事に混ざっているところも驚きでした。
う~ん、混ざっているというか、
「演技」ではなくて、振り付けを踊っているのではなくて・・・
語彙力のない自分が恨めしい(笑)
特に、私の頭の中の「?」が一番多かったのが、
バルコニーのシーンや、寝室でのシーン、墓場でのシーンなどでの、見事なパドドウ。
それまで見てきたバレエの常識とはちょっと違ったのです。
(まあ10代だったので、バレエを観てきた経験が浅いということもあります)
男性と組んでいるわけだから、もちろん動きは一人で踊っているより大きい(ジャンプなどもリフトで高い)のですが、
そういうことではなく・・・
なんというか、
「ステップ」「回転」「ジャンプ」「リフト」「表現」とかではなくて、
とにかく「風」のようなんです。
止まらないし、膝に力が入っていたり、腕に力が入っている様子が見られなくて・・・
「つなぎ」もなくて、
う~ん、例えば、いつもならバレエを観ていて、次にこの動きをするんだろうなと予測ができるような、
その動きに対する「準備」「前触れ」の「間」がない。
と言えばよいのか・・・。
とにかく「なぜ?」?????
なぜ、腕も膝も首も足首も力が抜けているのに、あのような踊りが出来るのか?
膝と太腿に力を入れないでどうやってあのリフトで風のように上にあがったり、
全身抜けて狂ったように見えるのにキレのある回転をしたり、
どうなっているんだ~?と考えていたわけです。
私は身体がもともとバレエに向いていないわけですから、
動かない自分を「力」と「訓練」でなんとかしていたので(当時は気づいていませんが)、
もう不思議で不思議でしかたがなかったんですね。
昨夜、やっぱり気になって、眠れなくて(笑)
改めて彼女が踊っているロミオとジュリエットをいろいろ見比べてみたんです。
様々なバレエ団で、様々なパートナーと踊っていますからね。
そうしたら、
パートナーによって、その「風」のような踊りに違いが見られることも新たな発見でした。
やっぱり、私が20年以上前に観ていた「ロミオとジュリエット」のパートナーとの踊りが、
一番「つなぎ感」ゼロで、振付に基づいて踊っているようには見えませんでした。
「踊る」ではないですね。。。
身体でしゃべっているように見える。
って、20年以上も前の感動だけで、すでにこんなに長くなってる(笑)
長くなってしまったので、続きは明日~☆