LITHE LIFE STUDIO・からだ美調律®代表、Hakoこと溝口葉子です。

今日のお話は、痛みのある場所に原因はないこともありますよ、というお話。

先日、「仰向けになると上半身が痛くて眠れなくて、痛み止めを飲んでいるので、何とかしたい！」という相談がありました。

座っている時、立ってる時は痛みがなくて、

仰向けになる時だけ痛いのですが、理由が分からない・・・

ということで、

もしかして内臓に腫れている場所があって、床に横になると背中が圧迫されて痛いのかも？と思って、

内科で様々な検査をしたところ異常は何もなかったということで、

「外科的な要因では？」と内科医から指摘されたそう。

 

そこで、肩・肩甲骨、上半身を緩める動きを行ってみたけれど、

やはり横になると右側上半身が痛いので、

どうしたらいいか分からない！という相談でした。

 

そこで、いろいろと実験してみたところ、

仰向けだけでなく、うつ伏せになっても右側上半身が痛いけれど、

座っている時、立っている時は痛みがない、とのことで・・・

もしかして、骨盤の傾きと仙骨の状態に問題があるのでは？と推測し、

仙骨を物理的に床から持ち上げる（サポートする）ものを腰の下に入れて、

床に横になってもらったところ、

「これなら痛くない！」となりました。

 

原因は、年末年始でずっと立ちっぱなしで家事を行っていたため、

もともとお腹を前に突き出して骨盤後傾で立つクセがあるのに、

年末年始に長時間その姿勢で立っていたので、

骨盤後傾、お尻の筋肉が固まり、骨盤底筋もいつも以上に固まり、

仙骨が下にズレた状態で猫背、頭が前に出るという・・・

そんな姿勢を支えるために上半身の筋肉が必要以上に固まっていたところ、

床に横になっても骨盤後傾の状態のまま＆仙骨がズレたままの姿勢で寝たので、

固まっていた上半身もさらに圧迫されて痛かったのだと思います。

 

そんなわけで原因は分かったのですが、

毎日眠る時に、仙骨をサポートするものを物理的に腰の下に敷くわけにもいきませんし（笑）、

本来はサポートするものがなくても大丈夫にならないといけないわけですので・・・

 

お尻、腸腰筋、股関節、骨盤底筋などを緩める動きをしながら

仙骨の調整をする動きをやってもらったところ、

「サポートするものがなくても、うつ伏せも仰向けも、痛くない！」となったのでした。

 

ですが、しばらくするとまた元の姿勢の状態に戻ってしまうので、

この動きを継続して行っていただく必要があるので、

毎日行ってもらっていますが、

・原因が分かったこと

・自分で身体を調整すれば大丈夫だと分かったこと

このことによって、安心して毎日が過ごせています。

 

ということで・・・

痛みがあると、どうしても痛みが出ている場所に注目しがちですが、

実は原因は違う場所にあることもありますので、

毎日ご自身の身体と向き合って、身体を緩めていきましょう♪

 

Hako

 

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